さし絵が元からにんじんさんは赤く、だいこんさんは白く、ゴボウさんは茶色いのが残念かなぁって思います。
日本昔話のにんじんごぼうだいこんと言う話と一緒です。 昔話風に読み聞かせれます普通の本と違うのは、「…しました。」「…言いました。」というような表現ではなく、「ごぼうさんが やってきてねえ」「おふろへいこうよ そういったって」と語り口調で書かれている点です。読み聞かせが下手な私でも、書かれているとおりに読むだけで昔話のように読んで聞かせられました。最後は「とっぴんぱらりのぷう」で締めくくり。これぞ昔話。 肌の色の本この本にはビデオがあり、こどもが入院していたとき病院に持ち込み見せていました。と、横を見ると外国人のお母様とこどもがおり日本人とは違った皮膚の色をしていました。また、病院には皮膚の病のあるさまざまな方がおられました。私はこのビデオを見て楽しんでいたことを恥じてしまいました。世の中にはいろいろな人がいるんだということを
こどもに認識させたいと思ったら、ちょっと気になる本でした。 暖かい作品イラストが松谷みよこさんらしく暖かく、かわいい本です。そして、にんじん、ごぼう、だいこん達のお風呂での出来事が、乳児にも幼児にもわかりやすく、たのしく、描かれています。乳児では乳児なりのおもしろさをみつけ、幼児では幼児なりの発見をするようです。ページをめくる楽しみがある絵本です。
にこにこの動物たちの顔は、子供も大人も楽しい気分にさせてくれます。