かのマザー・グースがベースにあるので、予備知識がないと、日本人には多少不可解なものもあります。ですが、この「ピーターラビットのおはなし」だけを見ると本当にかわいいピーターが跳ね回っている姿が想像できますし、不可解なことも特にないように思います。日本人はとかく起承転結を求めたがりますので、
ピーターラビットのシリーズは時折尻切れトンボに感じるかも知れません。ポターの描く素晴らしいイラストを是非見て下さい。彼女がどんなにやさしい目で動物たちや植物を観察していたかが感じ取れるはずです。
またストーリーも愛らしさいっぱい。ねこ好きな方、子供がいる友人へのちょっとしたギフトにも使えそう。 トムの表情がたまらなくかわいい!猫のタビタ奥様はお茶会にお客様を招待するため、3人のこねこたちにきれいな洋服を着せ、料理の準備のために外に遊びに出しておきますが、草のしみはつき、ぼたんはとれ、脱げてしまい・・・・お客様の来る時間に!
ポターの美しい水彩画と楽しいお話。3歳くらいのお子さんから楽しめるのではないかと思います。
この他にもたくさんおもしろいお話がありますので自分だけのお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか?
さてピーターとベンジャミンはどうなってしまうのでしょう?ピーター以上にやんちゃなベンジャミンが見ものですよ。 第1作の続編“The Tale of Peter Rabbit”の続編にあたります。第1作で水色の上着を畑においてきてしまいますが、いとこのベンジャミンバニーと一緒に取り戻しに行きます。ベンジャミンも冒険好きの性格なので、またまたハプニングが・・・
挿絵もかわいく、見開き片側は必ず絵になっています。ピーターラビットシリーズの中では特におすすめです。
とピスルズがやめてしまった」所は何度も繰り返しては不思議世界に浸っています。ピーターラビットシリーズの中ではいぶし銀のような本です。