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[ 大型本 ]
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ごんぎつね (日本の童話名作選)
・新美 南吉
【偕成社】
発売日: 1986-09
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 379円〜
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・新美 南吉 ・黒井 健
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カスタマー平均評価: 5
孤独なごんからの精一杯の贈り物 子供の頃から幾度となく読んできた思い出深い1冊。この物語の結末は余りにも悲しい。けれどもそこに幾つかの望みを見出しうるならば、その1つは孤独な狐のごんが兵十に最後に届けた“贈り物”の中身です。自分の腕の中で冷たくなっていくごんの亡骸を抱きしめて兵十の嗚咽は続く。その涙は誤解に基づく過ちを悔いる他にもう1つごんが遺してくれた最も大切な贈り物?例え裏切られてもボクは信じ続ける、そうすればいつか解り合える日がくる、それまでボクは待っている?を今度こそは忘れないとの約束を受け止めての言葉でもあると思います。そしてもう1つの望み、それはごんが最愛の友達に抱かれて旅立ったということです。もしごんが他の村人によって最期を迎えたらこの物語は恐らくは成り立たなかった。子狐のごんは寂しかった。悪戯モノを装っていたけれど本当は誰かに振り向いて欲しかった。友達が欲しかった。それも自らと同じ定めに生きる友達に解って欲しいとの孤独な叫びの裏返しだった。だからごんは、やはり独りぽっちになってしまった兵十の許へせっせと栗や山の幸を届けたのではないのでしょうか。この物語全体を通じて流れている言葉を1つで表すならば“かけがえのないモノ(英訳するならONLY ONE若しくはREMENBERING)”が適切だと思う。その背景には“人間を信じ、赦すことの大切さ”が語られています。今もこの作品が読み継がれている背景には今の私達が暮らすこの時代が“人間など信じるな”との風潮も強く、人間の心だってお金で買うことが出来ると嘘ぶき“時代の寵児”的な人間すら生み出してしまった(彼は公判中である)、考えてみればゾッとする時代でもあり、多くの人は本能的にその危惧と後悔を感じているのかもしれない。何よりも黒井健の絵が柔らかな暖かみを醸しだし、作品の言葉に豊かな表情を与えている。同じ作者による『手ぶくろを買いに』、スーザン・バークレイの手になる『わすれられないおくりもの』などと共に、読み聞かせの場で何度でも採り上げたい作品です。
挿絵に一目惚れして購入 新美南吉のふるさとでもあり、“彼岸花”でも有名になっている『愛知県半田市』に視察に行きました。予備知識のためにバスの車内で観た市の紹介のビデオにこの黒井健氏の絵の『ごんぎつね』の中のワンシーンである“彼岸花”が咲いている風景の中で、兵十の母親の葬儀の列を『ごん』が眺めているシーンの挿絵が映りました。その瞬間、そのなんとも言えない温かい柔らかい絵に釘付けになりました。小学生の頃、教科書で読んだ最後のシーンの『青い煙が、まだ筒口から細く出ていました』という文は、30年近く経って今も記憶に残っているくらいでしたが、この本の挿絵によって、あまりにも切なく悲しく、悔しいやるせない気持ちで涙が止まらなくなります。ちょうど『南吉記念館』で研修があったので早速この黒井健氏の挿絵である『ごんぎつね』と『手ぶくろを買いに』を購入しました。友人にも贈りたい逸本です。
大人になって 子供の頃、一度は文庫で買ってもらったものの
(生意気盛りには絵本なんて子供っぽくて嫌だったのです)、
この絵本の絵がとても素敵で、どうしても欲しくて、無理をいって買ってもらった
思い出のある本です。(手袋を買いに、も同様)。
今見ても素敵な絵だなあと思います。
友人達の子供も皆本を読む歳になったので、プレゼントにしたりもしています。
(すでに持っていたので候補で終わった事も2度あったけど。)
粗筋は改めて説明するまでもないでしょう。あのごんぎつねですから。
でも子供の頃は「手袋を買いに」は素直によい話だと思っていたのに対し、
ごんぎつねの方は、
「なんて理不尽な話なんだ。ごんぎつねが可哀相」と泣きながら怒っていた気がします。
怒りつつも繰り返し読み、ごんが死なずに和解する話に作り替えたりもしました。
良いことをすれば、必ず報われる。人は分かり合える。
物語はそうでなきゃ、と信じていた、多分に傲慢な時代のお話です。
さて、改めて大人になって、本の整理をして読み返して…やっぱり泣きました。
ごんぎつねの孤独の深さ(でなければ、人間の兵十の痛みには気付かなかったろう)と、
分かり合えていたはずの理解者を自らの手で永遠に失ってしまった兵十という男に。
(「泣いた赤鬼」も似たような話だったけれど、それでも青鬼は生きているし、
彼自身納得ずく。それに比べると、こちらの結末は本当に痛烈。)
沢山の物語を読んできた今読んで、改めてこの話の凄さを感じました。
とてもよい文章だという事にも、今更気付かされてびっくりもしました。
そしてそんな痛みを伴う話を、子供に向けて書いた
新美南吉という人に改めて興味が出てきました。
「教科書で読まさせられたなあ」で終わらせずに、
もう一度手にとってみる価値のある作品だと思います。
ごんぎつねの美しさ 教科書で出会った方が大半ではないでしょうか。 子供達のみずみずしい感性でごんぎつねの悲しく美しい文章を味わってほしい。 文学というのが文字の羅列ではなく、このように良い作品に出会うと感性に訴えてくるんだと身体で感じて欲しい。
涙がぽろり 気持ちのやさしいごんぎつねのおはなし。
そして、やさしいあたたかい挿絵。
どちらもよすぎます。
最期にごんぎつねの誤解がとけたから本当によかった。
この絵がなんとも、泣かすのです・・・。
わかりやすいし、こどもも、おとなも感動する絵本です。
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[ 大型本 ]
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ごんぎつね (大人になっても忘れたくない いもとようこ名作絵本)
・新美 南吉
【金の星社】
発売日: 2005-05
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
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・新美 南吉 ・いもと ようこ
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カスタマー平均評価: 5
いもとさんが描く「ごん」が好きです 27ページの、兵十の家へくりを運んでいる「ごん」の、楽しそうな表情をご覧くださいな。
兵十へのつぐないに目覚め、兵十を信頼しきったような「ごん」の顔、足取りもなんて軽いのでしょう。
しかし、お話の結末は悲しいばかり…。
火なわ銃をばたりと落とした兵十の足のぷくっとした太さと比べたら、「ごん」はまだまだ小ぎつね
だったと改めてわかるのではないかと思います。
いもとさんの絵の『きつねとぶどう』も好きです。
国産児童文学最高峰の一つ。 児童文学の世界においてハッピーエンドというのはいつも必要なファクターだと考えられてきた。あの名作劇場以降良く知られるようになったウィーダのA Dog of FlandersやリザテツナーのBlack Blothersは実際のところ児童文学として書かれたものでは決してなかった。故新美氏がごんぎつねを書いたのは実に1920年代という。70年代まで理想主義的な価値観が児童文学界で幅を利かせていたことを考えると、彼は10代にして風潮に流されない作家としての確固たる哲学を備えていたと考えるより他ない。当時の日本も同様であり、作家としての評価は軒並み高かったものの彼の作品が本格的に評価されるようになったのは戦後である。この人はその生涯で一貫して、立場の違うものがどう分かり合えるのか?本当はみんな独りでしかないのではないか?を作品のバックボーンとして描き続けた数少ない作家の一人だ。お世辞にも恵まれた家庭環境にあるとは言えないが、代わりにとてつもなく鋭利な感性を携え、彼が作品の中で日本特有の風土性を十分に反映させながら描き出した人間の性、情といったものは時代性を超越して鋭く人間の心に迫る。ごんぎつねはその中でも、互いに真摯な気持ちであっても、それがどれほど素晴らしいものであっても時には誤解され報われないケースを基盤に美しくも悲しい物語となっている。
成人してから考えさせられた 小学校の頃に国語の教科書で習った記憶があります。その時は、授業の一環としか考えていませんでしたから、とくに感想というものはありませんでした。
しかし成人して改めて読み返す機会があり、この話は考えさせる話だなと感じました。
何もいきなり撃ち殺すことはないでしょうに、兵十さんは短気ですよ。
人には優しくしなければと感じた本です。
兵十さんはごんの贖罪の気持ちに気付いてほしかった。 ごんはどうしてウナギを逃がしてしまったのだろう。兵十さんにとって、お母さんに食べさせてあげるための、とても大切なウナギだったのに。ごんは、それがいかに大切なものか、もっと早く理解できなかったのだろうか。兵十さんがごんを撃ってしまったのも、ごん自らが招いたことで、自業自得だと言われても仕方がないのかも知れない。しかし、ごんがお詫びの気持ちから、栗や松茸を兵十さんに届け続けたことが報いられなかったのは悲しい。それだけに、どうしても自業自得の一言では割り切れないものが残る。兵十さんは、栗や松茸を届けてくれたのは、神様の仕業だと思い込んでしまったようだ。だから、兵十さんの気持ちの中では、ごんに対して、憎悪の念だけが残ったことだろう。それは、ごんが、栗や松茸を届けているのは、自分だと主張しなかったからでもある。しかし、事の重大さに気付き、罪を償おうとしたごんの真摯な気持ちは、報いられるべきではなかっただろうか。ウナギを逃がしてしまったことを許すべきだと言っているわけではない。撃つ前によく確かめれば、ごんの贖罪の気持ちに気付くことができたのではないかということだ。遺族の感情からすれば、ごんは万死に値するという見方も出来よう。しかし、兵十さんのお母さんが亡くなったのも、ごんがウナギを逃がしてしまったことが直接の原因ではない。だから、兵十さんは、いわゆる犯罪被害者の遺族ではない。そこまで言ってしまえば被害妄想になるだろう。それに、兵十さんには、何者かによって栗や松茸を届けられていたことに対する、感謝の気持ちがあったのである。それは兵十さんも自覚していたと思う。それならば、なぜ、せめてものお詫びの気持ちから、栗や松茸を届け続けることで、罪を償おうという、ごんの気持ちに気付くことが出来なかったのか。そして、栗や松茸を届けることで罪を償い続けようとする、ごんの贖罪の気持ちを汲み取ることが出来なかったのか。兵十さんがごんの本当の気持ちに気付きさえすれば、このような悲劇は避けられたはずではなかったのかと思うと残念でならない。
読んでおくべき。 小学校4年生くらいの教科書で扱われていた記憶があります。 とても深く、今読み返すと当時とはまた違う思いが心に浮かんできます。当時かなり衝撃を受けました。教科書で扱った本は数知れず、 ですがこの作品はかなりの人が心に残っているのではないでしょうか。 当時考えたこととともに。。これはぜひ読んでおくべき、家にぜひ一冊保存版にしておくべき作品だと、そう強く思います。 いもとさんの絵がふんわりしていて可愛らしいのでお子様方もこの作品にとっかかりやすい(という言い方は好きではありませんが、状況を完結にあらわしてるとおもうのであえて。)のではないかと。 ストーリー 兵十が病気の母親のためにしかけていたわなの中のうなぎを ゴンが逃がしてしまい…
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[ ハードカバー ]
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ごんぎつね (おはなし名作絵本 1)
・新美 南吉
【ポプラ社】
発売日: 1969-01
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
Amazonポイント: 10 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 324円〜
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・新美 南吉 ・箕田 源二郎
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カスタマー平均評価: 4
悲しい結末の名作 ごんぎつねは、中山から少し離れた山に棲むいたずら好きの小ぎつね。ひょうじゅうが取った魚を川の中に逃がし、最後に残ったうなぎを銜えて逃げました。十日ほど経ったある日、ひょうじゅうのおっかあの葬式がありました。ごんぎつねは思いました。ひょうじゅうのおっかあは床についていて、うながが食べたいと言ったに違いない。自分のいたずらのせいで、おっかあはうなぎを食べることなく死んだんだろう。いたずらしなきゃ良かった。それからごんぎつねはくりやまつたけをひょうじゅうの家に、こっそり届けるようになりました・・・。 小さいときにこの話を聞いたときは、昔話の一つだと思っていましたが、昭和時代にかかれたお話だと、子供に読んであげたときに気づきました。心を打つ悲しいお話です。子供は5歳ですが、まだちょっと難しかったかな〜という反応でした。もう少し大きくなってから読んだ方が良かったかもしれません。それでも悲しい結末をそれなりに受け止めてくれたようです。 背表紙には、全国学校図書館協議会選定・よい絵本とされています。対象年齢は書かれていませんが、読んであげるとしても、ごんぎつねの心の動きがある程度理解できる5、6歳くらいからでしょうか。
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[ 単行本 ]
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ごんぎつね (岩波少年文庫)
・新美 南吉
【岩波書店】
発売日: 2002-04
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
Amazonポイント: 7 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 400円〜
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・新美 南吉 ・宮田 奈穂
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カスタマー平均評価: 5
感動のストーリー「ごんぎつね」 いつも一人ぼっちの、いたずら好きなきつね「ごん」は、ある日取り返しのつかないことをしてしまう。それによって人を死なせてしまい、ひどく心を痛めたごんはその人の息子に償いの気持ちを込めてどんぐりやまつたけを・・・
この話は子どもをもつ方に是非読んでもらいたい!!!!!
作者は一種の天才である。 日本を代表する児童文学の双璧をなす新美南吉と宮沢賢治の作品には、童話の形式を借り、大人にこそ訴えるものをもつ作品が多い。本作品もそうだ。本作品で南吉は、今日の社会情勢を昭和初期という時代において予見しきっていたのである。つまり、ごんはリストラされた社員を、うなぎを逃がしてしまった事件は、過去のつまらないミスを表す。栗や松茸を届けつづけたという実績は、上司など他の人の業績ということにされてしまう。無論、ごんの本当の働きを知らない兵十さんは人事課だ。そして、余りにも悲しい結末は、日本型リストラが、労働者を完全に業界から抹殺し、再起不能にしてしまうことを表している。このように、作者は20歳前の若さにして、90年代から21世紀初頭の日本社会で表面化した不条理さ、冷酷さを描き出していたのである。本書に収められている他の作品についても同様のことが言える。全国の小学校の国語の教科書で採用されている作品だが、改めて作者の本当のメッセージを知るため、必ず再読したい作品である。
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[ 大型本 ]
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手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)
・新美 南吉
【偕成社】
発売日: 1988-03
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 360円〜
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・新美 南吉 ・黒井 健
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カスタマー平均評価: 5
この母狐の親がゴンだったからこの物語は成り立ったのかもしれない この本を読みながら1つの可能性を考えてみた。この作品に出てくる母親狐が、もしも“ゴン”の子供だったとしたなら………と。
“ごんぎつね”では悪戯ばかりしていた子狐のゴンは自らの小さな思いやりと引き替えに痛ましい結果を迎えたが、それでも“相手を信じる”との気持ちには微塵の揺らぎもなく、相手にもその思いは十分に伝わったと思う。
母親狐はゴンから“人間はそんなに悪いモノじゃない。こちらが悪さをしなければ大丈夫さ”と教えられていたのではなかろうか。けれど自らが知る人間は、ゴンの命を奪い取った恐ろしい相手でもあった。もし自らが子狐のために手袋を買いに行って、ゴンと同じ運命に遭ってしまったら後に遺った子狐は路頭に迷ってしまうことになる。だから母狐は逡巡し子狐1人を人間のところへ行かせた。相手が狐だと解ってしまっても、それが子狐ならば人間もそんなに非道なことはしないかもしれないと、ゴンから聞いていた“人間は信じてもいいんだよ”との言葉を思い出したから、である。
子狐と対応した店の主には相手が狐であることはわかっていた。けれど狐が差し出したのは本物の金貨だった。この時、店の主も自分の親から聞かされていた話を思い出したのかもしれない。それは昔、自分の親がイタズラ者の狐からの贈り物をそうであるとも知らずに誤って彼を殺めてしまったことに対しての悔悟だった。
不幸な誤りから時を経て再び出会った双方の関係者が、当事者の思いを拠り所として今度は新しい関係を創り出し始める物語。2つの作品を読み継ぐ中で私はこのような感慨を憶えた、怒りや憎しみからは何も生まれない。
そしてこの作品の良さは文章の中で効果的に使われている“音”であろう。例えば子狐の“手が冷たいよ、チンチンするよ”“手袋をはめた手を うれしそうにパンパンとたたいた”。2つの音を繰り返すだけで文章にリズムが生まれ、子狐の表情が伝わってくる。また黒井健による表紙と絵の醸し出す柔らかさ、がこの作品の持つ“温もり”を引き立てている。
こうした点で、読み聞かせには好適な作品であることに疑いの余地はない(実際に私も市民図書館のボランティアとして読み聞かせの仕事を預かっています)。
近年、こうした創作童話や絵本に対する社会からの関心が高まっていることは嬉しいことではあるが、それを一過性のものに終わらせたくないことを願うばかりである。
暖かい思い出とともに心に残る絵 童話作家、新美南吉の代表作「手袋を買ひに」を元にした絵本です。
この本の他にも、「手袋を買ひに」を元にした絵本は何冊か出版されていますが、この本の絵が、一番です。暖かくて、柔らかくて、優しい絵は、ストーリー以上に素敵です。何年も何年も心にのこる絵です。
この本を読んであげたときの優しい気持ちとともに思い出せる絵が私自身の思い出になっています。きっと子供の心にも残っていると思います、同じ思い出が。
新見南吉の童話は、小学校の国語の教科書に掲載されていることも多い童話です。小さい頃に見た絵本の物語に、小学校の国語の授業で再開するなんて素敵だと思います。
原作は、岩波文庫の「新美南吉童話集」に掲載されています。この童話集には「手袋を買いに」の他に「ごんぎつね」、「おじいさんのランプ」などの名作も掲載されています。
手ぶくろを買いに 雪の描写がとてもきれいです。雪を知らなかった子狐があまりの眩しさに「目に何か刺さったよ」と表現したり、「もみの枝からパン粉のような粉雪が、ふわーっと子狐に落っかぶさって来ました」「枝と枝の間から白い絹糸のように雪がこぼれていました」「暗い夜が風呂敷のような影を広げて野原を包むと、雪はあまり白いので、包んでも包んでも白く浮かびあがっていました」「戸が一寸ほどゴロリとあいて、光の帯が道の白い雪の上に長く伸びました」「月が出たので、狐の毛なみが銀色に光り、その足あとには、コバルトの影がたまりました」等、黒井健さんの温かく優しい絵と共に、寒い寒い雪の日に本当に暖かなものにくるまれたような優しい余韻を残してくれます。
子供の純真さと母親の思い 動物でも、人間でも、あかちゃんが醸し出す、守って欲しい光線。
大人なら、その光線を浴びたら守ってあげたいと思う。
それを言葉で説明するのではなく、お話の筋と絵で伝えてくれる。
冒険をさせた母親と、間違えた子供と、それを見逃そうとする人間の大人。
その3者のお互いの間に距離を持ちながらも、お互いを尊重しようとする心。
自分もそういう態度を示せるようになったときに、さらに感動が深まります。
間違いを指摘するだけが、正しいことではないということを教訓とできれば、2度心が温まるかもしれません。
いい絵本 5歳の子供に買いました。
買ったときは「どうしてこんな本かうの?」と気乗りしていませんでした。
絵が寂しかったようです。
でも読み始めるうちにどんどん絵本に入り込んでおり、子狐が間違えた手を出したところでは
いたたまれなくなったのかお布団にもぐりこんで聞いていました。
読み終わったあとも「どうしてきつねは????」等々、しばらく絵本のお話ばかりでした。
少し長いし、言葉も難しいかなぁ?と思ったのですが、やはり名作はいいです。
充分に理解していました。
購入してよかったです。
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[ 大型本 ]
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ごんぎつね
・新美 南吉
【あすなろ書房】
発売日: 1998-06
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 990円〜
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・新美 南吉 ・かすや 昌宏
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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ごんぎつね―新美南吉傑作選 (講談社青い鳥文庫)
・新美 南吉
【講談社】
発売日: 2008-03
参考価格: 599 円(税込)
販売価格: 599 円(税込)
Amazonポイント: 5 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 72円〜
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・新美 南吉 ・ささめや ゆき
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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ごんぎつね―新美南吉童話集 (偕成社文庫 (2071))
・新美 南吉
【偕成社】
発売日: 1982-08
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
Amazonポイント: 7 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
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・新美 南吉
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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ごんぎつね (小学館文庫―新撰クラシックス)
・新美 南吉
【小学館】
発売日: 1999-11
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 25円〜
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・新美 南吉
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カスタマー平均評価: 4
哀しい色合い 「おじいさんのランプ」「うた時計」「おしどり」「花のき村と盗人たち」「ごんぎつね」「十三の詩」の6篇が収められている。
いずれも哀愁に満ちた物語であり、泣けてしまう。優れた童話というのは、力のあるものだ。
「ごんぎつね」など、教科書で読んだ人も多いと思うが、いま読むとまた違った味わいがある。ぜひ、再読してみて欲しい。
また、大石源三「文学と生涯 新美南吉」、「文学探訪 新美南吉を訪ねて」、「新美南吉文学散歩地図」、谷悦子による解説が併録されており、なかなか便利で楽しい。作品のさらなる理解にもつながる。
忘れないで 子供の時はいやというほど、読んだのに、 大人になったら子供が出来るまで読むこともなくなる名作や 童話は多いですよね。ごんぎつねは人間として必要な思いやりや 優しい気持ちをふっと思い出させてくれる素敵な作品だと思います。 ふとこのページをチェックしたあなた。今が読みどきです。
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[ 文庫 ]
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新美南吉童話集 (岩波文庫)
・新美 南吉 ・千葉 俊二
【岩波書店】
発売日: 1996-07
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 399円〜
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・新美 南吉 ・千葉 俊二
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カスタマー平均評価: 5
ごんぎつねの作者の作品集 「おじいさんのランプ」「最後の胡弓ひき」などの、時代の移り変わりのせつなさを表現する力に感嘆しました。登場人物がみな人情味に溢れているところもいいですね。
これらの他にも、子供から大人までを感動させる名作が沢山収録されています。「ごんぎつね」「手袋を買いに」しか読んだ事がないという方にはぜひ一読お薦めしたいです。
暖かい思い出がよみがえる本 「手袋を買いに」「ごん狐」、「おじいさんのランプ」などの名作童話が掲載さ
れています。
いずれも絵本になったり、教科書に掲載されたりしていますので、子供のころに読んでもらった絵本の絵、国語の教科書などを、思い出とともに思い出す方も多いと思います。
この3作の他にも、
「赤い蝋燭」、「最後の胡弓弾き」、「久助君の話」、「屁」、「うた時計」、
「ごんごろ鐘」、「牛をつないだ椿の木」、「百姓の足、坊さんの足」、
「和太郎さんと牛」、「花のき村と盗人たち」、「狐」
が掲載されています。
時代を超えた名作集です。
愛でたい子ぎつね 素朴な味わいがありながらも、どこか寄木細工のような緻密さが感じられるのは、短いストーリーの中に物語のエッセンスが込められているからなのかもしれません。
『手袋を買いに』は子ぎつねの可愛らしさが出色でした。子ぎつねの「おて手がちんちんする」と話すセリフに萌え(ほかに適当な言葉が見当たらない)ました。
『ごんぎつね』は届かない想いの哀しみが綴られていました。
心を洗濯 ある人から、この本を送られたことがある。
その人のことを思い泣けてきた。
読んだ。
新美南吉の包み込むような文章に泣けてきた。
読んだ後、なんだか心が洗われたような気がした。
棟方志功の挿絵も味があり、よく合っている。
何年かに一度この本をとって、心にたまった滓を
きれいさっぱりと落としたい。
そんな本です。
ふいに終わらせたような味わい 十代で書いた作品「ごんぎつね」「手袋を買いに」しか知らなかったのだが,味わい深いのはむしろその後の作品だった。短編というのは,落とし話が典型だが,話をまとめる・完結させるものが主流だと思う。しかし新美南吉のお話は,まだ物語を展開させていけそうなのにひとつの情景だけでふいに話を終わらせてしまったような,話が閉じずに妙な味わいが残るような作品になっている。結核のため,故郷・愛知県半田にて29歳で没。
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