子供の絵本店

もうメロメロ
この本は、そのとなりにあったベスコフの「ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん」を 手に取ろうと思って間違って取ってしまった本です。 何か見えない力でも働いたのでしょうか？ 会計をするときには２冊の本を抱えていました。 水彩の描き方！このひとはただものじゃない！全く一目惚れです。
魔法の書物
老若男女すべてに送りたい名著。ページをめくる度に水彩画の真骨頂が味わえ、幻想的な世界に引き込まれます。『カーリーおばさんのふしぎな庭』をはじめとする彼女の作品には深い愛情が通底しています。何度も読み返しては、ノスタルジックな安堵感に浸っています。絶対オススメ！
自分だけの世界
　こどものうちは、誰もが想像の名人です。自分を中心にした｢世界｣をつくりたがるものです。だから特に女の子は｢おままごと｣が好きなのでしょうね。おままごとは大人になるために必要な、大切な遊びだと思います。今のこどもたちは上手に遊べているでしょうか。 　この絵本は、マーガレットという女の子が、｢マギーB｣と名付けた船の中で｢おかあさん｣役をしながら嵐と立ち向かう、夢の中のおはなしです。絵本を読むことも、こどもには大切な事だと思います。 　この｢THE MAGGIE B｣は、初めて物語もアイリーン・ハース自身がかいた、アメリカでも評判の高い絵本だそうです。彼女の作品はみんな好きですが、一番好きな｢CARRIE HEPPLE'S GARDEN｣は、入手困難のようです。 　
お星様にお願いしましょう、いつかかなうかもしれないから。
子供の頃、
ずっと
姉妹で好きだった絵本。

薄いブルーグレイの色彩。

真似て、
不器用な子供の手で
妹と一緒に
自分の船を描きます。
何枚も、
何枚も。
懐かしい思い出です。

おふねは、
なにもかもが
過不足なくそろっています。

大好きな人も。
おいしいものも。
暖かい暖炉も。
どんな嵐にもまけない砦も。

そして、
閉じた世界です。

今、大人になって
この絵本の奥深さに
目の奥が痛くなります。
きっと、私は
こんな完全な世界には住めない。
渇望と希望と、なにかわからないもの。

私は親友の結婚式に
このブルーグレイの本をプレゼントしました。
願いをこめて。
星１００。
素晴らしい絵本です。誰も彼もが手放しの大絶賛。
それもそのはず、「女の子の夢」をテーマにしていながら決して甘すぎず、すっきりとした色調の水彩画は大人たちをも夢心地にしてくれるのですから。
是非是非、手に取ってみてください。

私も行ってみたいお菓子の町
ロベルト インノチェンティの綺麗な挿絵がさらに想像を膨らませてくれ、夢のある世界に引き込まれました。いっきに読み終えた後、人形一つ一つにも心があると思えてきて、大切にしなくては･･･と感じました。そしてお菓子の国に憧れた子供の頃を思い出させてくれる、すてきな物語でした。
クリスマスの夜のファンタジー
シュタールバウム家の兄妹フリッツとマリーは、今年もたくさんのクリスマスプレゼントに瞳を輝かせていた。贈り物が次々と開けられる中、マリーは１つの人形を見つける。それは、素敵な衣装に身をつつみ、ギョロギョロした表情にも愛嬌の感じられるくるみ割り人形だった。・・・

大事にしているお人形が夜中になると動き始める・・・、ロベルト・インノチェンティのによる緻密で立体的な絵が幻想的な名作を描いています。ねずみの大群との戦いでの迫力満点な場面、お菓子の国での可愛らしい場面、ページをめくるごとに繰り広げられている夢いっぱいの世界に、読んでいる方もくるみ割り人形の世界にハマってしまいます。個人的には、滑稽な表情のくるみ割り人形に爆笑してしまいました。挿絵に関しては好き嫌いが分かれると思いますが、バレエでもおなじみのファンタジーの世界をじっくり堪能できる素敵な本です。