子供の絵本店

芸術的ですばらしいＣＤ。ただ日本語と英語は分けて欲しかった・・・
本の内容が優れているのは勿論ですが、付属ＣＤの音楽・英語語り・日本語語り、すべて素晴らしく、子どもに聞かせるのが惜しくなる程です。同出版社のＣＤ付絵本を他に４冊購入しましたが、この本の付属ＣＤが飛びぬけて完成度が高いように感じました。

☆４つにしたのは、英語・日本語を交互にナレーションする本書の構成が好きになれなかったからです。英語勉強用として使用する際の使い勝手を考えると、英語のみの朗読バージョンをＣＤに別トラックとして収録して欲しいと思いました。
こんな内容のある作品を英語教育にも取り入れよう
国語科で学習し、皆が良く知っている、しこも内容のあるこのような作品を英語教材として取り入れたいと私は考えています｡国際理解としても、文学作品としても優れたものです｡ただ、欲を言うなら、日本語と英語の朗読は別にしてほしかった｡日本語の朗読に頼らずとも、フルで英語の朗読でも使えると思う｡
バイリンガルの語りと絵と音楽の合体芸術作品です。
この作品の醍醐味は、英語・日本の語りと絵本と音楽の合体されたひとつの世界を味わえること。赤羽末吉さんの素晴らしい絵により、広大なモンゴルの大草原を駆け巡る美しいスーホの馬の姿が、目の前に広がり、さらに素晴らし音楽と声優さんたちの語りが、物語の世界へいざなってくれます。馬頭琴の音色がどこまでも広いモンゴルの草原に鳴り響く様に、心は物語の世界へ。悲しいお話なのに、エンディングの素晴らしさは、スーホと白馬の美しい愛のみを浮き出たせてくれる。しかも、英語と日本語のバイリンガルで聞けて、とっても、お得な感じです。親子でも、大人でも、英語の勉強にも、色々な目的でどうぞ。

ハッピーエンド
この本は、
シンデレラと白鳥の王子を足して２で割ったような物語ですｗ

やさしさを説くにふさわしい挿絵が魅力の絵本だと思います

絵の美しさにうっとり・・・
ラッカム、デュラックも良いですが、私はニールセンの透き通るような配色（パステル的な色）が大好きです。ニールセンの画集が良かったので、絵本もほしくなり、十二人の踊る姫君買ってしまいました。本当に美しくうっとりです。ストーリーも知らなかったので新鮮で二度楽しめました。
絶対手放したくない本のひとつ。
カイ・ニールセンは同時代の２人のイラストレーターであるアーサー・ラッカムやエドマンド・デュラックと共に、ギフトブックの黄金期を支えた偉大な画家なのだが、一番報われなかった人でもある。死んでからすごく評価された可哀相な人だ。ほかの二人と違ってデフォルメされた画風は好き嫌いがはっきり分かれたからだろう。

どちらかと言えば、舞台で演じている俳優を描いているような感じがするのは写実性よりもデザインを重視しているからだと思う。当時としては前進的過ぎたのかもしれない。
当時はやっていたロシアン・バレエに影響を受けたと言われているが、そのとおりで、すごく線が細い。個人的には表題作が一番好きだ。

細かくて細い線が好きで、ゴシック調のものが好きで、モーツアルトのカツラが好きなひとにおすすめ。
漫画家の楠本まきさんはきっと好きだろうと思いました。（か、どうかは本当に知らないけど・・・）
十二人の踊る姫君
私は、この原著のフランス語版をもっています。とにかくニールセンのイラストを見るだけでも購入の価値あり。 宝塚の舞台を観るような大人も楽しめる美しいイラストです。姫君たちの着ているコスチュームや背景の美しさに目を見張ります。