子供の絵本店

かわいいカモノハシの絵本
カモノハシが、海辺へ、宝物探しに出かけます。そこで、貝殻を見つけて持ち帰り、宝箱に入れておくのですが、翌日、その貝殻がなくなっていて、大変なことに。なぜ、貝殻がなくなってしまったのか。カモノハシが、その理由に気付いたとき、カモノハシは、ある行動に出ます。

とても、ほほえましいエピソードです。

ここにも、猫が、
ただ、じぃーと、･･･　静謐に流れている時間だけを見せてくれているような物語。ただ柔らかな日差しがそそぎ、ただ風がそよぎ、時には、時間さえも静止してしまったかのように、･･･　そして、また、物語は静かに動き始める。ただそれだけのことなのに、繰り返し、繰り返し、読み返すほどに、その時の流れの深さと静けさが染み渡ってくるようです。　
ゆっくりと。。。
森の中の一軒家に住む老人は、木で３体の人形を作ります。
老人が他界した後、家はツタにおおわれて、人形たちも忘れ去られていきます。

ゆっくりゆっくりと時間が流れて行く様子が、良く描かれています。
"The dolls did't talk, but I think they were happy."という言い回しも好き
英文の量は、７,８行×１０程度。
静かに閉ざされた空間
うっそうと茂る葉っぱの中で、人形たちはさみしそうに外を眺めつづけるのですが、生い茂る緑が息苦しいくらいにページいっぱいに広がります。
葉っぱの美しい絵本です。緑と小さな虫たちの呼吸が聞こえてきそうな、密度の濃い閉ざされた空間は、いばら姫を思い起こします。ひっそりと何かを待つようにも見える、窓辺の人形の姿が印象的です。