子供の絵本店

生と死を描いた貴重な絵本
さすがは北欧スウェーデンだけあって、お国柄の価値観がよく現れている素晴らしい絵本だと思います。「子供だから言ってもまだ分からないだろう」と避けて通ることの出来ない生と死の話題を、年老いたモルモットのマフィンさんの死を通して、見事に描かれています。

死ぬってなあに？　死ぬとどこにいくの？　という素朴な疑問が沸いてくる年頃のお子様へ。またそれ以前であっても、繰り返し読み聞かせる事により、生きる事と死ぬ事の現実を正しく伝える手助けとなる、貴重な１冊だと思います。
深く考えさせられる本
生きとし生けるものは、必ず死ぬ運命にあるもの。
この本は、そんな生き物の“死”について、深く考
えさせられる内容になっています。

愛らしいマフィンさんの死は、悲しいものですが、
暖かさと女の子（飼い主）の愛情に満ち溢れており、
何度でも読み返したくなるものです。

ぜひ、親子で一緒に読んでもらいたい一冊です。

ぜひよんでくダサい
ズングリムックリしたパグ犬が、カラフルな花に囲まれたインパクトある 表紙。加えてこのタイトルとくれば、よまずにいられませんね。 他の犬、猫、鳥、おまけに金魚からもダサいぬよばわりされる パグ犬のアルフレッド。塀越しで姿が見えないのをいいことに、 ウソの自己紹介をしてしまうシーンは、ボクもおもわずキュンときました。 外見のコンプレックスとどう付き合うかは、人間でも悩む問題。 この本では、他者を受け入れることで、自然に自分自身も受け 入れられるようになる姿がうまく描かれているなと思いました。 一つ気になるのは、飼い主との関係はどうなのかということ。 アルフレッドを、かわいがってくれなかったのかな？
ひと事とは思えない
初めてこの表紙を見た時、ひと事とは思えませんでした（私はよくパグに似ていると言われます）。中を読んでますますひと事とは思えませんでした。自分が周囲から浮き上がっているような違和感を感じて、悲しくなってしまうことの多い私は、ダサいぬの嘘を知った時のレックスの反応が大好きです。鮮やかな色遣いも楽しくて、大人にも子供にもお薦めの絵本です。
だんだんかわいく見えてくるのが不思議
思わず噴出してしまいそうなタイトルに惹かれて購入しました。
全ページとてもカラフルで、本棚に置いてあるだけでも私は満足。

自分の趣味で手に入れた本ですが、5歳の娘まで「お気に入りナンバーワン」と言ってます。

すっかり感情移入してしまい、前半はうっすら同情の涙を浮かべ、結末では「ダサいぬ、良かったねぇ」と安堵のため息をついてから眠りにつきます。
はじめはダサいと思ったけど、読めば読むほどかわいく見えてくるのが不思議！

小さな子供に、自分以外の生き物への愛情やいたわりの気持ちを教えてくれた事は、思いがけない収穫でした。
ダサいぬって！
パグを飼っているものとしては…タイトルからして『ダサいぬ？！』と思わず手にとってしまいました。パグ犬のせつなさやかわいらしさがよく表現されていて、パグ飼いにも納得できる作りで安心しました。この本はただパグの本なのではありませんでした。「本当の自分を言ってしまうと嫌われるかも」といった悩みは誰にでもある部分だと思います。思わず嘘をついてしまって、そのことを後悔したり。犬好きにかぎらず、そんな「自分の気持ち」や「友情」がテーマになっているものですので、自分のことを考えたい夜に。またお子さんと読んでいただきたい一冊です。
寝る前に読んで聞かせてます
子供に夜、寝る前に本を読んで聞かせる時の一冊にこの本はなっています。絵がとてもユーモラスでシンプルに描いてあるけど伝わるものが大きく印象的でした。私の家では、パグと一緒に暮らしています。だからこの本を読んでから家のパグも｢こんな事思ってるのかなあ…｣なんて、微笑ましく感じる事が出来た一冊でした。