子供の絵本店

病院中のナース達から憧れのまなざしで見つめられ、自分の患者の赤ちゃん達にもなつかれるハンサムな好青年デレク。そんな彼がある吹雪の中、身重で動けなくなっている女性と出会います。とっさに彼女を助け、彼女の自宅で出産の準備に･･･。産まれた赤ちゃんを見つめるその女性の瞳に魅せられてしまったデレク。自分の運命の人はこの人だと確信します。
そのままプロポーズしてしまうのですが、恋した女性は暗い結婚生活を経験し男性不振な状態。さらに自信喪失に陥っています。そんな彼女を見返りの無い愛情で見つめ続けるデレク。それにとまどいながらも愛されること愛することを少しずつ分かり始めるヒロイン。最後、幸せな子供時代さえも経験していないヒロインのために、精一杯の愛情の証としてデレクが準備する季節外れのクリスマスシーンに涙涙です。

いつもはひたむきで芯の強いヒロインが多いリンダ作品ですが、これはその逆バージョン、ヒーローがひたむきにヒロインを支えていくお話です。
脇役じゃもったいなかったデレクが、こんな素敵な男性になって登場したことに感激！そして「流れ星に祈って」のサラが素敵なおばさまとなって登場します。あと成長したサラとロウムの子供達も。