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[ 大型本 ]
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Dr.インクの星空キネマ
・にしの あきひろ
【幻冬舎】
発売日: 2009-01
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 2,625 円(税込)
Amazonポイント: 26 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,513円〜
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・にしの あきひろ ・にしの あきひろ
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カスタマー平均評価: 4
『心=たましい』が、ポッカリ抜けている、御本人のための絵本。 表題の通りです。
絵がどうとか、文章がどうとか、
そうゆうことは論じられない作品です。
『この絵本を、だれに見せたい(読ませたい)か。』
『作者が、何を、どう感じているのか。』
『自分に内在するものを、どのように伝えたいのか。』
そういったことが、読み手に、ふんわりとでも、
染み渡るような感じがなく、
どこまでも、作者は背中を向けたまま。
読み手は、
その背中を見つづけるようにページを
開いていくよりほかありません。
まるで『裸の王様』です。
もう誰も、著者のまわりには、
本当のことを伝えてくれる人はいないみたい。
とてもとても孤独で、
何となく自分でも気づいているけど、
後に引けなくなってしまっているのか、
走り続けることしかできずにいる感じ。
著者は、鉄壁で作られた、
茨のツタで隙なく覆われている細くて長い塔の上に、
その心、たましいを、縛りつけたまま放置することに
したようです。これまでの人生のどこかで。
出版業界は大不況、小説はもとより、
絵本なぞもってのほか、
芸能人の暴露本で何とかあぶく銭でも得なければ、
会社の存続が難しいという現実話しが、
脳裏を、ひたひたと走り回りました。
出版社の方のお気持ちはわかりますが、
本に携わる者としての夢や希望をどこに
置き去りにされてきたのでしょうか?
絵は、絵のみで孤立。
文は、文のみで孤立。
両者は、孤立した者同士、
何の相乗効果も生んでません。
むしろ、文など挿入せず、
または、作詞家の力を貸りて、
予定項数に応じた「1フレーズ」を用意してもらい、
そのフレーズからイメージを膨らませた絵、
そうゆうものを描いてもらったほうが、
よほど、絵本らしくなったんじゃないかと。
本を出される前に、
すでに世間に名前や顔を知られている方が
著者である場合、
その本を購入する者の気持ちとしては、
作品への興味も、もちろんありますが、
まずは、「どんな人なんだろう。」という、
その方に出会うような気持ちで、
買い求めるのではないでしょうか。
にしのさんが描いたこの絵本では、
西野さんには、会えませんでした。
御本人のブログ以上の西野さんもまた、
絵本では出会えませんでした。
どんなに作り込んだ物語でも、
著者と出会えないことなんてありません。
ブログでも、そのへんを苦しんでおられる様子が
あちこちで感じられるので、
絵本を読んで、はてしなく悲しくなりました。
このまま、こうやって、
本当に求めておられるものに気づけないまま、
ただただ、ご自身の神経質な部分だけを増長することで
描いていかれる、走り続ける、疾走していく、
しかないのかなと。
タモリさんの帯に対する賞賛の声を聞きますが、
できれば「どんな疑問が解決したのか。」、
他の媒体でもいいので、
そこらへんを、きちんと明確に述べてもらえると、
この絵本の、救いの1つとなるように思います。
5年の月日、
誰も何も伝えられなかった、
誰の言葉も伝わらなかった、
そうして、出来上がった孤独な絵本です。
子どもがはまりました 私は図書館で借りて読みました。
キングコングの西野くんが書いたということだけで内容は知らずに。
一部話のつながりが見えないところがあったのですが、
細やかな絵と物語のせつなさに何度も読み返してしまいました。
5歳の子どもが本を広げてほうっておくといつまでも読んでいます。
とうとう貸し出し期限がきて、購入するにいたりました。
感性に合えばいい影響を与えてくれるようです。集中力と想像力が開花しましたよ。
西野さん、ありがとう!
絵本好きにはちょっと… 好き嫌いが分かれる本だと思います。独特な絵のタッチ等は特に(私は好きな方でした)。 ただ、文章に関しては首を捻ってしまう部分が多々あり、話の流れ・ストーリーも絵本好きの私としては微妙だと感じてしまいました(独特な絵の割に、内容は普通で先が読めるものが多く、拍子抜けしたのも一因です)。 表面ばかり取り繕う様な文章で(元より文を書くのがそんなに上手ではないみたい…^^;)、読んでいてもどかしい感があり、きっと作者の中に一番大切なものを残して産まれてきてしまったのではないかと思います。ただし、お笑いの方が書くなんて!と云う見方をすれば楽しい本でしょう。また、普段絵本を読まない方にもいいかもしれません(絵本絵本しておらず、漫画の短編の様な印象を受けるので読みやすいかと。ただ、子供には向かないでしょうね^^;)因みに、前者に当たる友人は絶賛しておりました。絵の細部に他のお笑いの名前なんかも書いてあるらしく、それを見付けるのもまた楽しいそうです。話も良かったそうなので、やはり好き嫌いが分かれる本なのでしょう。
心がほんわか、涙がでました。 これが手書きと思うほど、とても繊細な絵にまずは感激しました。お話を読んでいるうちに、
心がほんわか暖かくなり、そして涙がでてきました。空想の世界なのに、色々なことを考えさせられる感動ものの大人のための絵本だと思います。
大人向けの絵本 これは確かに子供向けではないと思います。ただそれを批評の理由とするのはいかがなものかと…まず、本を開いた瞬間これは子供向けではないなと思いました。ルビをふっているものの、普通、子供の絵本ではこれほど漢字を使いません。この時点で西野さんは大人向けに書いたんだと私は判断しました。こういうノスタルジーを子供が理解できるとも思えません。これは親が読んで、子供が寝るときにお話ししてあげるのがいいのではないでしょうか。私はとても気に入りましたよ図書館で借りて読んだのですが、自分で買おうと思います
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[ 単行本 ]
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えほんのこども (講談社の創作絵本)
・荒井 良二
【講談社】
発売日: 2008-11-26
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,500円〜
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・荒井 良二
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カスタマー平均評価: 5
生きている絵本
大きな絵本があくびをしたとき、口から飛び出たのが絵本の子どもたち。
絵本の電車に乗って世界中の子どもたちへ、お話をとどけに出かける。
水のこどもへ、森のこどもへ、海のこどもへ、山のこどもへ…
お話は自由自在。どんなときも、どんなところへも行くことができる。
もちろんあなたのところへだってやってきます!
読み終えたらカバーをはずしてみてください。
これは読者が手に取ることによって完成する作品でもあります。
今や世界的な絵本作家の荒井さんにとって、絵本とは何なのか?
ひとつの根本的な問いかけに、自らの作品で答えを描いたという点で
非常に興味深い絵本。
タイトルから文章、奥付の文字に至るまで、文字はすべて手書き。
そんなところからも、作者が絵本に生命を与えようとする試みが
本気であることが伝わってきました。
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[ − ]
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トラゴロウとおまんじゅう (小学館の創作民話シリーズ 8)
・小沢 正
【小学館】
発売日: 2000
参考価格: 452 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,500円〜
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・小沢 正 ・深沢 邦朗
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カスタマー平均評価: 0
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[ 大型本 ]
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新 長野のむかし話―読んで遊んでとっぴんぱらり
【日本標準】
発売日: 2003-10
参考価格: 1,500 円(税込)
販売価格: 1,500 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 通常6〜9日以内に発送 )
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カスタマー平均評価: 0
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[ 大型本 ]
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泣いた赤おに (日本の童話名作選)
・浜田 広介
【偕成社】
発売日: 1992-12
参考価格: 2,100 円(税込)
販売価格: 2,100 円(税込)
Amazonポイント: 21 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,500円〜
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・浜田 広介 ・梶山 俊夫
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カスタマー平均評価: 5
自己犠牲について考えました 平易な文章の絵本であっても、深い内容であれば、様々な読み方ができると思います。
私は、このお話に「自己犠牲」というものを感じました。
三島由紀夫は、男にとって最も尊いものは自己犠牲であると言ったということですが、それがどのようなものであるかが、このお話の中に垣間見れるのではないかと思います。
確かに赤鬼は泣きましたが、読んでいる私はそうではなく、果てしないすがすがしさを感じました。私には「泣ける」本ではなく、陰徳と共に強く生きる指針の本でありました。
尚、本書は原文を改変や省略することなく、全文を載せてあります。それでも、少なくとも小学校高学年以上であれば、十分に読めるのではないかと思います。
ハッピーエンドでない美しさ 絵もストーリーも素晴らしい、絵本としては最高の作品のうちの一つであると思います。絵本の中では文字が多く、読書への導入としても扱えるのではないかと。
古来より人は鬼を多く、「悪」として描いてきました。もしくは「悪」と呼ばれるものを鬼に具現化してそう呼んでいたのかもしれません。人間の悪しき部分を象徴して描かれていたはずの鬼が、いつのまにか一人歩きをし、「悪」として存在するようになったのです。それでは鬼があまりにもかわいそうだ。外見が鬼であるだけで、決め付けることはできない。外見に捉われるなと言うけれども、一番外見を気にしているのは大人です。学歴や資本にこだわり、それを人の価値だと決め付ける人種。全員では決してありませんが、子どもの生きる世界の多くは大人がつくっているのです。
友情を大きな軸に描かれている本書ですが、友情の下にある隠れたテーマとして描かれるのはもう一つそれではないかと私は思うのです。
深読みのしすぎと言われればそうかもしれませんが、一度鬼を誤解した村人がいなければ青鬼はあんなことにはならなかったのです。
人は知らずとハッピーエンドを求めているのかもしれない。ハッピーエンドでない美しさが、本書をより素晴らしい作品へと磨き上げているのだと思いました。
本当に素晴らしい良書です。
本物の友情とは・・・ 私が「友情」という壁にぶつかり、苦しんでいたとき、この本に出会いました。外側だけの、人目には美しく見える「友情」ではなく、友情の中にある、本物の美しさ、純粋さを教えられ感動の涙を流しました。私にとって大切な大切な絵本です!
いつまでも語り継がれるべき絵本 この絵本は浜田広介の原作をそのまま載せてるのが特徴です。 現在出版されている他の「泣いた赤おに」とはひと味もふた味も違います。 原作は短編小説ほどの長さで、ふつうの絵本とくらべると長めですが、 そのぶん物語の情景や赤おにの心の動き・悲しみがしみじみと伝わってきます。 そして、もうひとつ特徴的なのが梶山俊夫の力強く独創的な挿し絵。 物語をより趣深いものにしています。 大人になっても読み直したい、絵本の中の名作といって良いでしょう。
心の奥深くに染み入ります。 「友情」とは何か?を子供に語る前に、まず、この本を読んであげて 感想を聴く。そして、どうして思ったかを聴く。それだけで、大切な物は何か子供は自ら気付くのでは?一度読んだら、ラストシーンの余韻が 思い出すたびに蘇ります。名作中の名作。お勧めです。
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[ 単行本 ]
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絵本玉虫厨子の物語 (愛と真実の絵本)
・平塚 武二
【童心社】
発売日: 2000
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,499円〜
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・平塚 武二 ・太田 大八
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カスタマー平均評価: 5
本当に美しいものとは何か 法隆寺玉虫厨子を題材にした創作昔話の体裁だが、テーマや展開は重く、絵本ではあるが低年齢の児童や流行りの読み聞かせ向きではない。固有名詞や古い言葉以外の漢字にはカナも振っていない(ただ手元のものは1991年の版なので、新版ではどうか不明)。いずれにしろ少なくとも小学生高学年以上でないと少々難しい内容かと。むしろ大人の方で螺鈿や蒔絵、金工や象嵌などの伝統工芸、あるいは美術や歴史に造詣の深い人に一読されたい。個人的な話で恐縮だが、「美しいものは求めるほどに遠のく」「本当に美しいものとは何か」というくだりや主人公の人生に、自分は年を取ってから再読して思うところが少なくなかった。
「赤い鳥」同人の平塚の文は平明かつ詩的なリズムを持ち、太田の絵はやまと絵風のようで無国籍のようでもある。
あとこれも個人的な印象だが、(全く見当違いと思われる方もおられようが)中島敦の「名人伝」手塚治虫の「火の鳥・鳳凰篇」とどこか共通する部分を感じる。
見過ごしていた歴史 歴史で習う玉虫厨子(法隆寺の仏像を入れる置物)は有名ですが、 よおく考えてみればなぜ玉虫なんて名前がついているのでしょう。 そう、不思議な光沢を持つ玉虫の羽が実際に装飾に使われているからです。 当たり前なのですが、今まですっと聞き流していた事実が 目の前に立ち現れる、という印象を受けました。歴史にあまり興味の無い長男の反応は今ひとつでしたが、 私は玉虫を使うという発想に感嘆しきり。 歴史物が印象的な平塚武二さんの文章に惹かれ、 太田大八さんの重厚な絵に法隆寺の世界を旅しました。 歴史好きな子には人気がある絵本のようです。
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[ 大型本 ]
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風の又三郎―画本 宮沢賢治 (画本宮沢賢治)
・宮沢 賢治
【パロル舎】
発売日: 1997-09
参考価格: 2,100 円(税込)
販売価格: 2,100 円(税込)
Amazonポイント: 21 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,499円〜
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・宮沢 賢治 ・小林 敏也
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カスタマー平均評価: 0
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[ 大型本 ]
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桐壺―「源氏物語」より (京の絵本)
・石井 睦美 ・上田 正昭 ・梅原 猛
【「京の絵本」刊行委員会】
発売日: 1999-11
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,498円〜
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・石井 睦美 ・上田 正昭 ・梅原 猛 ・畠中 光享
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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国際ビジネス交渉術
・ロバート・T. モラン ・ウィリアム・G. ストリップ
【勁草書房】
発売日: 1994-04
参考価格: 3,675 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,488円〜
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・ロバート・T. モラン ・ウィリアム・G. ストリップ ・Robert T. Moran ・William G. Stripp
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カスタマー平均評価: 0
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[ 大型本 ]
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びんぼう神とふくの神 (民話こころのふるさとシリーズ)
・木暮 正夫
【佼成出版社】
発売日: 1992-11
参考価格: 1,223 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,480円〜
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・木暮 正夫 ・梶山 俊夫
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カスタマー平均評価: 0
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